ガネーシャ祭りがハイライトを迎えた11日、祭りが最も盛大に祝われるムンバイでは、10日間に渡って祭られたご神体が次々に海に流されたが、7月に連続テロ事件が発生した影響を受け、特に重要な約50カ所のガネーシャ祠については、ご神体を海へと運ぶ車両にGPS機器と監視カメラが取り付けられ、交通警察などの公安担当者が必要な場合は即時に位置情報を確認できるように手配されていた。
9月11日付TNN通信が報じた。
「今年が初めての導入となった。全天候型カメラが捉えるのは場合によって画像または映像とが使い分けられた」ムンバイ交通警察の職員は説明する。
運搬車両が市内を移動すると、GPS機器がその位置を警察署に設置された電子板に一定間隔で自動送信する。
さらに各寺院に対しては、ガネーシャのご神体を運搬するルートを予め定めておき、仮にルートを外れた場合は電子板に警告ランプが表示されると共に、また公安担当者に警告が送信される仕組みとなっていた。
車載カメラが静止画像を捉える場合は、30秒ごとに画像が更新された。