NEW DELHI:
かつての創業者による粉飾決算の事実が明るみに出て以来、顧客離れが懸念されているサティヤム・コンピュータでは11日、新しく就任したCEOが「顧客は再び当社を指名している」という強気の発言を表明した。
「多くの顧客が引き続き当社を支持している。新しい発注もあり、会社全体で取引を伸ばすために精一杯がんばっている」苦境の打開へと投入された勇気ある新CEO、A.S.ムルティ氏は述べた。
国内第4位のソフトウェア輸出業者という以前の地位を取り戻せるかという質問に対しムルティ氏は、「役員らは既存顧客や提携企業と頻繁に連絡を取り、事業継続性について詳細な説明をしている。こうした情報の透明化への努力が報われつつあると思う」と説明している。
実際には1月に米のステイトファーム保険(State Farm Insurance Co)が契約を解消、GE、ネスレ、コカ・コーラ、ナショナルオーストラリア銀行も相次ぎ、サティヤム社との契約を更新しないことを通知している。
一説にはインフォシスやTCSなどの競合社に流れているというが、「新しい取引で勝負する」とあくまで前向きで、「特に不祥事によって傷つけられた法的責任を補完するためにも、戦略的長期提携を求めている」と話した。
「CEOとしての危急の責任としては、株主、顧客、関連企業、提携企業、業者などあらゆる利害関係者に自信を取り戻すための対策を立て、それを継続することだ」
サティヤム社の市場価格は事件発覚後、08年5月の70億ドルから7億ドルと10分の一にまで激減した。
最近になり財政的約定として60億ルピー、債権として170億ルピーを発行したとしている同社だが、12%の株主であるL&Tインフォテック社などが、虎視眈々と買収の機会を窺っている。