グジャラート州では、ナレンドラ・モディ州首相の指揮下、今後2年間で州内6カ所の長距離バスターミナル(Gujarat State Road Transport Corporation:GSRTC)を生まれ変わらせる計画だ。
8月11日付ナブバーラト紙が報じた。
国内3位の不動産業者、アクルティ・シティ(Ackruti City Limited:ACL)との官民連携プロジェクトとなる見込みで、シンガポールの建設会社ウッズ・バゴット・アンド・スペース・マトリックス(Woods Bagot and Space Matrix)が設計を手がける。
総額30億ルピーを投じ、ショッピングモールも併設した、さながら空港ターミナルのような近代的なバスターミナルが、アーメダバードに2カ所、バドーダラー(Vadodara)に2カ所、スーラト(Surat)、マヘサナ(Mahesana)に、それぞれ建設される予定だ。
ターミナル用地として23万平米が既に取得されている。
ACL関係者によれば、新しいターミナルも所有者は州政府(GSRTC)になるが、メンテナンスは30年間、同社が担当することになっているという。
ターミナルには地下2階建ての駐車場、清潔なトイレと待合室、チケット売り場のほか、観光案内所が併設され、障害者用トイレも充実されるという。
行き先の乗り場が一目で分かるデジタル案内板も設置する。
また、バスターミナルはしばしば旅行者で混雑しテロの標的になりやすいため、CCTVカメラや金属探知機、出発時に乗客の荷物をスクリーニングするX線探知機の設置をはじめ、ピーク時刻を中心に警備体制も強化する。