膨大な潜在的テニスファン人口があるとされているインドで最も愛されている世界的テニス・プレイヤー、25歳のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)がついに初めてインドを訪問し、デリーは彼女を一目見ようとする人垣で大変なフィーバーとなった。
180センチを超えるすらりとした長身をスタイリッシュな黒のシャツに白いデザイナージャケットという出で立ちに包んでさっそうと報道陣の前に登場したグラマーなシャラポワは、どんな女優よりも熱狂的なファンを集めていた。
インドを初めて訪れたシャラポワを最も釘付けにしたのはインド料理ということで、「朝食にシェフの勧めで(南インドの定番クレープ状パン)ドーサをいただいたのだけど、あまりにもおいしくて、インド料理をまとめてすべて味見してみたくなったわ」と語っている。
シャラポワは全仏オープンで見事グランドスラムを手にした後の休暇でインドネシアのモヨ島を訪れた後、わずか1日のデリー訪問となった。
「(モヨ島と全く違う)エネルギーに満ちあふれているわね。この国にテニス試合で訪れる機会があることを願っているわ」と語った。
「あなたはいつも美しい」というファンからの問いかけに対しシャラポワは「メイクとヘアのおかげよ。寝起きを一度見に来てごらんなさい」と茶目っ気を見せた。
「今回は時間がないから残念だけど、次回はインド服に身を包んでタージ・マハルを見物に行きたいわ」とシャラポワは話している。