健康診断で要再検査を言い渡されたとされ、健康上に一抹の不安を抱えることになった人気ボリウッド俳優のリティーク・ローシャン(Hrithik Roshan)が、タバコをやめたもう一人のスターとなり、ボリウッド全体はにわかに禁煙ムードが色濃くなってきた。
12月12日付TNN通信が報じた。
有名どころとしては、やはり人気俳優であり映画製作にも携わっているアミール・カーン(Aamir Khan)も、2010年の年初「今年の目標はタバコをやめること」と宣言、現在もきっぱり断っている。
「誰のためでもない、自分のためだから」カーン氏。
冒頭のリティーク氏は2年前に主演した作品の役柄がスモーカーだったことをきっかけに、喫煙習慣が身についてしまったと明かす。
喫煙を避ける方法として、「タバコをすすめられるようなことがあったら断らず、1本受け取って掌で握りつぶす」とユニークな方法をとっている。「精神力の養成になるしね」
ボリウッド俳優たちは多くのインド人たちにとってロールモデルであり、「髪型やファッション、振る舞いを変えれば、多くの人が真似したがる。禁煙の動きは一般への良い影響が期待できる」専門家は語る。
ベテラン俳優のサンジャイ・ダット(Sanjay Dutt)も、禁煙さえ達成できていないものの、2人の子供に恵まれてからは、それまでの1日2箱から、1日2本に減らしたと語る。
いっぽう俳優たちはまた、公安たちの容易なターゲットとされてきた。
2008年より公共の場における全面禁煙法が施行されてから、例えば撮影の合間に「一服」していたスターたちが次々に罰金を科せられる事態が発生している。
あのシャー・ルク・カーン(Shah Rukh Khan)も、クリケット・リーグ(IPL)観戦中に喫煙したとして、100ルピーの罰金を徴収されたとぼやいていた。
「70年代には、撮影所に毎回555箱のタバコを用意しておくようにと指示する俳優もいた」業界紙の編集者は回想する。
「今では(一般への影響を懸念して)、タバコを持っているだけでも、その俳優の写真は使ってはいけないような雰囲気になってきている」