デリー近郊のグルガオンで、都市化に伴い個体数が激減している蝶を呼び戻そうと、緑化やバイオパークの建設など様々な試みが実施されている。
12月12日付ナブバーラト紙が報じた。
蝶の生態に詳しい専門家によれば、バイオパーク内では個体数が少しずつ戻ってきているといい、「蝶が繁殖できる環境は、植物の数や種類が十分であることを示しているため、生態系全体にとって前向きな兆候だ」(ジャワハルラル・ネルー大学生命科学研究所のスルヤ・プラカーシュ博士)と説明する。
プラカーシュ博士によると、デリーおよびその近郊圏(Delhi-NCR)には90種類の蝶が生息していることが確認されており、こうした蝶は「75%の農産物の受粉に貢献している」という。
ただし近年の急速な都市化により、グルガオンにおける蝶の個体数は海外都市も含めた他都市と比較するとまだ低い水準にあるという。
プラカーシュ博士は、絶滅危惧種となっている蝶の乱獲も、個体数が伸び悩む重要な原因のひとつとなっていると指摘する。
今後は新設のバイオパーク内に適切な灌漑設備を設けたり、より多種の植物を植えるなど、今後4、5年をかけて個体数を確実に増やすような試みが導入される。