鉄道駅での線路の清掃作業に従事して日当80ルピーを得る日雇い労働者の男性が昨年12月、線路脇の茂みの中で40万ルピー相当の純金の宝飾品が入ったバッグを見つけたが、それを正直に届け出ていたことが分かった。
1月13日付ナブバーラト紙が報じた。
28歳のマハデウ・マングラ・サンガ(Mahadev Mangra Sanga)さんはジャールカンド州出身で、プネに来て7年になると言う。
12歳の娘を筆頭に、7歳、6歳、3歳の息子たちを養っていかねばならず、相当に生活は苦しいはずだ。
しかし心の中の葛藤に勝ち、サンガさんは拾ったバッグを現場監督に差し出した。
「バッグを開けるとおびただしい数の金製品と携帯電話が目に飛び込んできた。改めてサンガ君を見つめ、彼の正直さに打たれた」現場監督のレッディさんは感じ入る。
レッディさんはサンガさんを伴って鉄道警察の詰め所へ赴き、拾得物として届け出た。
バッグの中にあった携帯電話と、鉄道警察に届けられた紛失物の捜索願とを照会した結果、持ち主がすぐに割り出され、無事に持ち主の手元に戻ったという。
持ち主の男性は金細工の商売を始めたばかりの男性で、昨年10月10日、アーンドラ・プラデーシュ州の農村からプネへ自身が製作した宝飾品を携えてやってくる途中、誤って列車の窓からバッグを落としてしまったという。
「単なる金製品ではなく、自分の作品だった。すぐに鉄道警察に届け出たが、まさか全て無事な状態で見つかるとは期待していなかった」と話す男性は、感激のあまり涙ながらにバッグを受け取り、サンガさんを固く抱擁し、1万ルピーの謝礼を渡した。