インドで社会的に排斥されてきた、いわゆる同性愛者(ホモセクシュアル)らのうち、主に高齢者やHIV感染者らの人権を守ろうと、民間の特別保護ホームの建設がグジャラート州で計画されている。
当初のアイデアは、同州バドーダラーで600年の伝統を持つラージピプラ王朝の末裔で、2年前に自らを同性愛者であるとカミングアウトした、マンヴェンドラ・シン・ゴヒルさん。
自らの基金である「Gohils's Lakshya Trust」、「Narmade Har Sevashram Trust」の拠出を受け、今年末まで同市内ナルマダ河岸に建設し、高齢やHIV感染した同性愛者らを収容する。
「人生を謳歌すべき青年期や壮年期に、親族や社会から見捨てられてきたゲイたちが、年老いてからもどんなに悲惨な生活を余儀なくされるかは想像に余りある」シンさんは施設を立ち上げる意図について電話インタビューに応じた。
カナダに居住するインド人、ジャインドラ・トリヴェディもシンさんに賛同し、バドーダラーからおよそ60キロのクムベーシュワル(Kumbheshwar)に約2エーカーの土地を寄贈している。
シンさんの基金は、できるだけ快適な余生を送って欲しいとの願いから、グジャラート州政府にさらに用地11エーカーの配分を陳情している。