インド経営大学校アーメダバード校(IIM Ahmedabad)の学生グループが、学生寮などから回収した古新聞や古雑誌、古本などを廃物商に売却し、腎臓病患者を救う資金とする「命のためのビジネス」を半年前から実践している。
10月12日付ナブバーラト紙が報じた。
この活動で得た資金は現在、17名の腎臓病患者の命を支えている。
同大学で経営特別研究員奨励プログラムに所属し、活動の創始者でもあるパラク・ジャイン(Palakh Jain)さんは、「廃棄物を収集するほか、学生がたくさん集まるレストランに頼んで、食事の度に毎回1ルピーずつ寄付するよう呼びかけてもらっている。そのおかげでこれまでに17.5万ルピーの資金が集まった」と説明する。
この活動はアーメダバードのボランティア機関が2年前、市内の80世帯から古新聞などを収集し、学校に通えない子供たちの通学資金として提供したことにヒントを得たものだ。
当初7名だった支援対象の患者が現在は17名に増えた。
「腎臓病の治療は高額になることが多いが、社会的支援は乏しい」ことが動機となったとパラクさん。
学生グループは、グジャラート腎臓基金の会員でもある医師のジャグディープ・シャー氏の協力を得て、助けが必要な重度患者の特定を行っている。
「毎回得られる資金はわずかかもしれないが、これが積み重なると命を救える」と、学生らは毎月数トン単位で廃棄物を収集している。