アーメダバード市内各所の寺院では最近、どうしたことかテレビドラマの広告ポスターが多く見られるようになった。
寺院の敷地内にポスターが貼られるようになったドラマは、やはり宗教を題材にしたものばかりで、ハヌマーンが主人公のドラマならハヌマーン寺院へ、サイババを扱ったものならサイババ寺院へ、など、ターゲットもきちんと分けられているようだ。
これに対する寺院側の反応としては、「精神性を醸成するひとつの方法として、悪くない」という前向きなものと、「寺院の威厳を傷つける恐れがある」という否定的なものとの2通りのようだ。
「すぐに剥がしてやりましたよ」ある寺院の維持を担当する人物は吐き捨てた。「普通は公共の場に広告を出すとなりゃ、税金を支払わなければならないのに、ここならタダだと思ってんだろうが、大間違いですよ」
一方で別の寺院では、貼り付けられた広告のドラマは、ストーリー自体が宗教的なものであり、完全に商業目的ではないことから、「若い参拝者に宗教により深く興味を持ってもらえるきっかけになるだろう」という理由で、おおむね歓迎の意向を示している。