国際オリンピック委員会(IOC)は12日、ソチで臨時会議を開き、昨年12月から執行されていたインドオリンピック委員会のオリンピック参加資格停止措置を解除したと発表した。
インドオリンピック委員会が今月9日に開催した総会と、これに伴う新幹部メンバー選挙の結果が、過去に犯罪歴のある者を任命しないなど定めたIOCの要求事項を満足させるものだったとして、この決定が下された。
五輪開催中に参加資格停止が解除されるという措置が発効するのは、オリンピック史上初めてとなる。
これで、7日に開催された開会式では、個人参加として五輪旗を掲げて入場行進することを余儀なくされた3名のインド代表は、23日の閉会式で、堂々とインド国旗を掲げて行進に臨むことができる。
また選手村でも、晴れてインド国旗の掲揚式が行われた。
新しくインドオリンピック委員会の会長に選出されたのは、世界スカッシュ連盟(World Squash Federation)の理事長も務めるナラヤナ・ラマチャンドラン(Narayna Ramachandran)氏。