12日に閉会したロンドン・オリンピックで、インドはメダルこそ全競技でわずか6個、世界55位という成績に終わったが、インド直送の香り豊かな紅茶は、オリンピック選手村で金メダル級の人気を保っていたと、紅茶輸出を推進するインド紅茶委員会(Tea Board of India)のアムバラヴァナン(R Ambalavanan)上級理事は力強く語った。
同委員会は選手村内に、インドから直送された上質な紅茶を試飲するブースを開設、お土産用に小さなパッケージになったものを販売し、インド紅茶のおいしさを世界一流のアスリートたちにPRしていた。
さらにロンドンの紅茶販売会社とキロあたり2600ルピーの高級茶葉の販売に関する提携などの商談もあり、高い関心を集めた。
委員会ではニルギリなど、質の高い茶葉を生産するが販売網が弱い小規模農家などの登録を推進し、全世界に積極的にインド産紅茶を販促していくことを使命としている。