13日、プネの高校生スニタ・ニンバルカル(Sunita Nimbalkar)さんが、採石場労働者世帯の子供たちが教育を受ける権利について、公開会議を開催した。
10月13日付ナブバーラト紙が報じた。
カルナータカ州出身のニンバルカルさん自身も、親が採石場で働き日銭を稼ぐ貧しい労働者世帯に属し、各地を転々としていたため10歳まで学校に行けず読み書きができなかった。
そうした逆境の中、猛勉強して5年間で中学校卒業程度の学力を身につけ、昨年、州内一斉試験(SSC)に合格した。
自らの体験を通じて教育の大切さを訴えようと、ニンバルカルさんは母校の支援を得て、「Santulan Pashan School Rights Conference-2010」と題した、特に採石場労働者世帯の子供たちが教育を受ける権利について公開会議の開催を決めた。
「(母校である)サントゥラン・パシャン・スクール(Santulan Pashan School)の先生方が声をかけて下さらなかったら、私は今でも無学のままで、今頃は両親に無理やり結婚させられていたでしょう。10歳でゼロから勉強を始めるのは易しくなかったが、先生方の徹底した指導のおかげで1年で2学年分を学ぶことができました」ニンバルカルさん。
サントゥラン・スクールは1997年より、採石場労働者世帯の子供たちを対象とした学校を展開し、プネのあるマハーラシュトラ州内13地区で108校の学校を運営している。
現在、ニンバルカルさんは11学年で、カレッジ予科生として芸術を学んでいる。
「ニンバルカルのように素質のある子供は、就学が遅れても1年間で2学年分集中して学ぶことで、すぐに取り返すことができる」サントゥラン・スクールのバストゥ・レゲ(Bastu Rege)理事。
レゲ氏によれば州内には現在、2674カ所の採石場、4597カ所の砕石場があり、そうした世帯に属する6歳から14歳の就学年齢の子供たちはおよそ3万2000人いるという。