太陽系外に、ダイアモンドに限りなく近い物質で構成されているとされる惑星を、米エール大学(Yale University)で博士号取得後の研究に取り組む天文学者ニック・マドゥスダーン(Nikku Madhusudhan)氏が発見していたことが分かった。
科学誌「Astrophysical Journal Letters」に11日、同大学が発表した論文によると、マドゥスダーン氏は主に岩石から成り、地球の2倍の大きさ、8倍の質量を持つこの惑星を「55 Cancrie」、通称「Super Earth」と名付けた。
自転速度は非常に速く1年がわずか18時間で、表面温度は摂氏およそ2140度と非常に高温となっている。
「Super Earth」は地球からおよそ40光年の場所にあるが、カニ座の方角に肉眼で観測することもできるという。
マドゥスダーン氏が、質量の推定値、および元素や化合物について可能な限りすべての組み合わせを計算したデータによる化学組成によれば、炭素を多く含む同惑星の地表はグラファイトとダイアモンドで覆われており、水やグラナイトが存在する可能性は限りなく低いとしている。
マドゥスダーン氏はウッタル・プラデーシュ州バナラス・ヒンドゥ大学(Banaras Hindu University)で、天文学者が惑星の大気の組成を、その流動性や放出光を観察することで解明できる手法として、宇宙観測とコンピューターモデリングを組み合わせる方法を研究、その後、渡米した。
ちなみに同研究によれば、地球の質量の三分の一はダイアモンドであると考えられている。