KOLKATA:
世界的な大不況の影響を受け、インド国内でのPC出荷台数にも陰りが見られる中、「ネットブック(Netbook)」と総称される廉価版ノートPCの売り上げは順調だ。
現在までの全メーカーにわたる売り上げ台数の試算は25,000台、今後1年間でこれがおよそ10倍の20~30万台に成長するという見方が濃厚となっている。
ネットブックとは一昨年末あたりから注目を集めている廉価版ノートPCの総称で、ディスプレイはおよそ9インチから11インチと小型でかつ軽量、基本的なネットブラウジングを用途の重点に置いている。
レノボやエイサー、サムソン、デルが、平均20,000ルピーほどで展開している。
IT系調査期間IDCによる今年度の国際的なネットブックの流通台数は810万台とみられ、「この傾向を加味すれば、国内での販売台数は今後まだまだ無尽蔵の成長機会がある」最近になって国内ネットブック分野に進出したサムソン・インディアのIT部門取締役のランジット・シン氏は語っている。
例えば、廉価版インターネットデバイス専用に設計されたプロセッサであるインテル社製アトムをほとんどのPCに内蔵するなど、性能に妥協せず価格を引き下げる努力が行われているため、「教育機関や企業から『フィールド用PC』として大量注文されるケースも相次いでいるようだ」(エイサー営業担当の話)。
ネットブック部門が売り上げの4割にのぼるエイサーでは16日、新製品を14,990ルピーで発売、今後も価格破壊に挑戦すると業界に「宣戦布告」した。
「国内ネットブック市場でのシェア拡大と同時に、農村部におけるインターネット浸透率を2パーセントほど引き上げるものと見込んでいる」(同社)。
他ベンダーからは遅れを取っていたデルも、「まもなく世界展開版を導入する」(デル・インディア)と意気込んでおり、インドのネットブック市場は不況を知らない活気を帯びそうだ。