インド初の著名な女性フォト・ジャーナリストといえる、ホマイ・ワャラワッラ(Homai Vyarawalla)氏が15日、グジャラート州バドーダラー(Vadodara)の入院先の病院で98歳の生涯を閉じた。
1月16日付Press Trust of Indiaが伝えた。
1913年12月9日にムンバイで生まれたワャラワッラさんは1942年、29歳のときにデリーに移住し、英の政府機関である英国情報部(British Information Services)所属の写真家となり、以来、1947年8月15日の独立インド初の国旗掲揚や、最後のインド総督だったマウントバッテン卿(Lord Mountbatten)の帰国、独立の父マハトマ・ガンディ(Mahatma Gandhi)のほか、第一代首相ジャワハルラル・ネール(Jawaharlal Nehru)や第二代首相バハドゥール・シャーストリー(Lal Bahadur Shastri)の葬儀、インドの分離独立など、歴史上の重要な出来事を撮ってきた。
1970年に夫を亡くしてからも精力的な活動を続け、昨年1月には国民栄誉賞の準最高賞にあたるパドマ・ビブーシャン(Padma Vibhushan)を受賞している。

生前のワャラワッラさん