海外からインドへ疾病の治療にやってくる医療旅行者(メディカル・ツーリスト)の利便を考えた仕組みを、医療旅行手配の専門会社「プライム・インディア(Prime India)」が発表した。
3月15日付ナブバーラト紙が報じた。
うちひとつは健康カードと称するカードを発行し、少額の手数料を支払ってカード会員になれば、会員本人を含む家族5人までがインドの提携先医療機関で先端医療を格安で受診できるようにしている。
「健康診断など、異常がない時にも利用できる。空港からの送迎サービスも提供している」プライム・インディアの担当者は説明する。
さらに、会員になってから1年間、医療サービスの利用がない場合、カードの更新時にボーナス・ポイントが加算される。
カード会員には定期的にインドにおける先端医療の最新ニュースがメールマガジンとして配信される。
そのほかの特徴としては、カード会員またはその家族のインドにおける治療状況が、リアルタイムでパスワードで守られた安全なデータベースに更新されるため、遠隔の家族らが様子を見ることができる点などが挙げられる。