
インドルピーの通貨記号が公式に閣議で決定した。
7月15日付PTI通信が報じた。
記号は北部インドで用いられているデヴナグリ(Devanagri)文字での発音「Ra」と、ローマ字「R」を組み合わせたデザインで、一般公募をもとに選ばれた。
これで米ドル、欧州ユーロ、英ポンド、円などと並ぶ「エリート通貨」の仲間入りを果たせるか。
3,000件を超える応募の中から選ばれたのは、インド工科大学ボンベイ校(Bombay IIT)に講師として在籍しているウダヤ・クマール(D Udaya Kumar)氏のデザインで、審査員にはインド準備銀行の副頭取も名を連ねていた。
「もはや1兆ドル超の巨大市場であるという自負とともに、国際市場におけるルピーの存在感を示す第一歩である」アンビカ・ソニ(Ambika Soni)情報・放送大臣は閣議で述べた。
今回決まった記号は、今後6カ月ほどかけ、まず国内での浸透を行い、18~24カ月ほどで全世界での浸透を狙う。
また、この記号が紙幣や硬貨に印刷・加工されることはないが、世界中の電子・印刷媒体で用いることができるようユニコード文字に含まれることになる。
ソニ大臣は記号の採用により、インドルピーがパキスタン、ネパール、スリランカ、インドネシアといった、古代サンスクリット語の影響を受けた国々において用いられている類似した通貨の呼称、「ルピー」や「ルピア」とは一線を画するのに役立つだろうとコメントしている。
またデザインが採用されたクマール氏には、賞金として25万ルピーが授与される。
「デザインにあしらった2本の線は、インドの三色旗をイメージしたもの」見るからに幸福そうなクマール氏は説明する。

新ルピー記号の公募デザインの数々