ビハール州政府は7月12日、州内の青少年の性を中心とした身体的健康の維持および促進のため、国際的な保健機関「EngenderHealth」との覚書を締結した。
特に農村部における青少年の性を中心とした身体的健康および促進は重要な国家課題とみなされており、同州では同機関の協力を得て、主に十代の若者を対象とした啓蒙活動を行っていく。
国によって実施された世帯保健衛生調査によれば、同州内では女子の69%が婚姻可能な法定年齢に満たずして婚姻しており、また15歳から19歳までの女子の4人に1人が出産を経験している実態が明らかとなっている。
さらに未成年の女子のおよそ7割に貧血傾向があるとし、これら要因が重なり、妊婦死亡率、乳児死亡率を引き上げているとしている。
こうした事態を重く見る同州では、2012年から2013年にかけて同機関と協力しながら、青少年が理解しやすい形での性教育を中心とした保健衛生教育を実施していくとしている。