
ハルヤナ州のブーピンデル・フーダ(Bhupinder Singh Hooda)州首相は、デリーを支える工業都市でありベッドタウンでもあるグルガオンの通勤者らの苦痛を、画期的な公共交通輸送システムで緩和しようとしている。
それは米国を中心に研究や実用化が進められているポッド・タクシー(Pod Taxi)またはポッド・カー(Pod Car)と呼ばれる仕組みで、高架レール上や地下を、電池で動く小さなゴンドラ型の車両が自動運転で走り、利用者は出発地から目的地まで自由に乗降できる仕組みだ。
9月14日付ナブバーラト紙が報じた。
穴や溝が各所で口を開け、車両の事故や故障が絶えないグルガオンの道路事情は、インドの都市の中でも屈指の劣悪さを誇る。
「ポッド・カーを特に工場や企業が集中する地域に走らせれば、グルガオンの交通事情は全て解決する」フーダ氏は本気モードだ。
州首相の言葉が本当なら、グルガオンでは数年以内に、丸っこいポッド・カーが宙空を滑るように走る、未来都市さながらの景観が見られるようになるということだ。
実際、ハルヤナ州政府高官らの話では、プロジェクトは官民連携型(Public Private Partnership:PPP)、工事総額は500億ルピー、完成後は当初1100台のポッド・タクシーを走らせ、運賃は10ルピーを想定、など、かなり具体的な詳細まで記載された報告書を作成しているという。
フーダ州首相としては、グルガオンをインドで初めてポッド・カーの走る街にしたいという夢があるようだ。
「ポッド・カーが整備されれば、メトロ駅から職場や自宅近くまでの足として、(三輪の小型タクシー)オートリクシャーやタクシーに頼らなくてもよくなるだろう」同州職員は語る。