モディ首相は「クリーンなインド」造りに、かなり本気だ。
自らが率いる巨大な国に対して貼られた「不衛生」というレッテルをはぎとるべく、まずは国内で最も観光客を集める50カ所をはじめとする、国内500カ所の市町村で、ゴミ処理や排水管理の改善や清掃活動を通じた衛生状況の改善を図るため、今年10月2日のガンディ生誕日を機に、野心的なプロジェクト「ミッション・スワッチャ・バーラト(Mission Swacch Bharat:清潔なインドのための国家プロジェクト)」を始動しようとしている。
インドの衛生状況の改善は、独立インドの国父とされているマハトマ・ガンディの夢でもあった。
このミッションを成功に導くため、次の政府サイトで国民からの意見を求めている:「Clean India」
まもなくやってくるインド最大の年中行事、今年は10月23日の当たるディワリ祭りまでに、具体的な清掃活動を開始したいと意欲的だ。
モディ首相は今年8月15日の独立記念日の演説の際、「クリーンなインド」に対する自身のビジョンを国民に熱く語り、「インドをよりよい国にするためには、各家庭での教育やしつけも欠かせない」と呼び掛けている。