11億のインド人全員に固有識別(ID)カードを割り当てるという壮大な国家プロジェクトを前に、議会ではカーストの記載を巡る議論が激化している。
そうした中にあって往年のボリウッド銀幕俳優で「ビッグB」のニックネームで呼ばれるアミターブ・バッチャン(Amitabh Bachchan)氏は、「私のカーストはインド人だ」とその議論を一蹴している。
5月12日付ナブバーラト紙が報じた。
「国の制度がどうあろうと、私のカーストに対する考え方は変わらない」ビッグBは自身のブログ「bigb.bigadda.com」の中でこう述べている。
ヒンディ語詩人で文学者でもあったアミターブ・バッチャン氏の父、ハリヴァンシ・ラーイ・バッチャン(Harivansh Rai Bachchan)も、カースト制度を決して受け入れなかったひとりだ。
「父はカーストなど取り合わず、私たちもまたそういう意識の中で育った。父はシーク教徒の女性である母と結婚し、(北インド出身の)私はベンガル人の女性を妻に迎えた。私の息子(同じく有名俳優のアビシェーク)もまた、マンガロール人(で元ミス・ワールドの女優)アイシュワリア・ラーイ(Aishwarya Rai)と結ばれ、娘はパンジャーブ人と結ばれた。父が望んだ『インド各地から家族を集めたい』という夢そのままだ」
野党の一部大物議員が個別識別カードへのカーストの記載を強く求めているのに対し、マンモハン・シン首相は政府として程なく決定を下すとコメントしている。