
ピータードーナツ経営者夫妻 (Pune Mirror)
マハーラシュトラ州プネに住む韓国人夫妻、チャン・ソク・ジュン(Chan Seok Jung)さんと妻のノーイ(Nohyi)さんは、人気のドーナツ店、カフェ・ピータードーナツ(Cafe Peter Donuts)の経営者でもある。
現地紙プネ・ミラー(Pune Mirror)が、この夫妻にスポットを当てた記事を掲載した。
郊外のヒンジャワディ地区に集中するソフトウェアパークに勤める豊かな世帯の多いアウンド(Aundh)地区でおよそ2年前に創業以来、甘党の強い支持を集め続けている秘密は、プネで最初にオープンした本格ドーナツ店であるというだけではなく、この夫妻のフレンドリーな人柄も大きい。
「インドでビジネスを始めようと思い立った時、韓国で相談したあるエージェントは首都のデリーを薦めたが、2003年に学生として滞在したことのあるプネしか私には考えられなかった」チャン・ソクさんは、ドーナツ店の開店に至ったいきさつを、このように語る。
さらに、チャン・ソクさんの兄もすでにプネで仕事をしていたことも大きな動機となった。
「韓国では家族や親戚の結びつきが非常に強く、そうしたしがらみが面倒になってプネまでやって来た節があったが、こちらでも血族を尊重する考え方はほとんど同じだ。ただ、純韓国人の息子はインド家庭料理の主食であるチャパティが大好物で、毎日学校から帰ると今日は給食で何枚のチャパティを食べたかをわたしたちに自慢するぐらい現地に溶け込んでいる」チャン・ソクさん。
主に営業活動を担当している夫に代わり、ファッションデザイナーでもある妻のノーイさんは店内の内装などを手がける。
言葉も習慣も異なる未知の土地でビジネスを始めようと思い立つことは、ひとかたならぬ決心と、それを上回る苦労がつきものだが、「企画に10年ほどかけ、ようやく開店にこぎつけた。非常に満足している」と夫妻は笑顔で話し、しっかりとした絆で結ばれていたと、プネ・ミラーは締めくくった。