インドの子供向け書籍出版業者が、パキスタン、バングラデシュ、ネパール、スリランカなどの南アジア地域、中東諸国、スペイン、南アフリカ、ナイジェリア、そして東南アジアなどをはじめとする海外進出に積極的に乗り出している。
子供向け書籍事業は過去20年ほど堅調な分野であり、近年は年間およそ20%という驚異的なスピードで急成長している。
現在はインド国内の出版業界全体(20億ドルほどと試算)の30%を占めるおよそ6億ドルほどの規模が子供向け書籍市場の規模として見積もられている。
近年は国内の出版社が数々の国際書籍展示会などに積極的に出展しており、また先進国を中心とした海外の出版業者が、為替レートと賃金の競争力の高さからインドで書籍製作をアウトソーシングする傾向などが拍車をかけ、質の高い子供向け書籍を多く製作する技術力と生産力に自信がついてきているものと考えられる。
例えば、子供向け書籍の製作をインドで、印刷は中国で実施するなどの戦略を取る出版社も少なくなく、今後は電子書籍なども視野に入れた子供向け書籍の生産がインドを支える一大産業を担っていくことになりそうだ。