わずか数十年前には数万頭生息していたガンジス河イルカの頭数が、密漁などの影響で2000頭あまりにまで激減していることを受け、ビハール州政府は保護努力の一環としてアジア初の河イルカ調査センターを州都パトナーに設立する計画を立てている。
4月15日付ナブバーラト紙が報じた。
パトナー近郊の川では現在もたびたび河イルカが目撃できるという。
調査センターの設立に向けて動いているガンジス河イルカ研究家で政府による河イルカ保護作業部会の理事長を務めるシンハ(RK Sinha)氏は、「センター設置に向けた最終調整段階にいる」とコメントしている。
同センターでは河イルカの頭数調査を継続的に実施する予定となっている。
同州はバーガルプール(Bhagalpur)県に全長50キロに及ぶインド唯一のイルカ保護区「ヴィクラムシーラ・ガンジスイルカ保護区(Vikramshila Gangetic Dolphin Sanctuary)」があることでも知られている。
インドのほかバングラデシュおよびネパールにも生息するガンジス河イルカは国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature:IUCN)により絶滅の危機にさらされた種に指定されている。
目が退化しており水中で超音波を発生させることによって捕食することが知られている。
このほか、世界には中国の揚子江河イルカ、パキスタンのインダス河イルカ、南米のアマゾン河イルカがいる。