10年もの長い遅れを押して建設が進められてきた、ムンバイのサンタクルズ国内空港と東部の交通の要であるチェンブール(Chembur)間、距離にしておよそ6.5キロの工事がようやく完成し、18日から開通した。
これにより、ムンバイ空港に至る交通の便が格段に向上することが期待されている。
ある情報によれば、これまで1時間近くかかっていたサンタクルズ空港からチェンブールまでの道のりが、道路開通により、わずか10分にまで短縮されることになる。
ようやくムンバイという南北に細長い特異な都市に待望されてきた、東西に横切る接続性が確立されたことになる。
道路はインド初の4車線二階建て高架道路となっている。
当初2004年の開通予定で進められてきた工事は、プロジェクト費用も当初見積の11億5000万ルピーから4倍余りの43億5000万ルピーに膨れ上がり、「世界で最も遅れた道路プロジェクト」であるとの悪名を戴くほどになっていた。
遅れの要因としては工事区間にあたる地域は元々住宅密集地で、住民らの立ち退きと新たな住居の手配などに想像以上の労力が要されたこと、そしてクルラ地区の鉄道線路に架かる陸橋の建設に難を要したことなどが挙げられている。
現在、インド全土において総選挙投票が順次行われているが、ムンバイでの投票日をわずか1週間前に控えたこの日、現与党コングレス党はムンバイ国際空港新ターミナル、サハール高架回廊(Sahar Elevated Corridor)、イースタン・フリーウェイ(Eastern Freeway)そしてムンバイ・モノレールに次いでまたひとつ、有権者への大々的なアピール材料を獲得できたことになる。