ジャンムー・カシミール州はパキスタン国境の町アナトナグ(Anatnag)の停戦ライン付近で演習や監視などの活動に従事していたインド陸軍所属兵士のうち、過去に様々な事情により越境してしまったことが原因でパキスタン軍に拘束されていた若手兵士の一部にあたる20名が、交渉が成功して帰国できることになった。
5月17日付ナブバーラト紙が報じた。
パキスタン側との帰国交渉には、チダムバラム(P Chidambaram)大臣を筆頭とするインド内政省と、オマール・アブドゥッラー(Omar Abdullah)同州首相らが当たった。
帰国が決まった者のひとり、イクバル・バート(Iqbal Bhat)さんは、まだ16歳だった10年前、パキスタン領カシミールへと演習に向かったまま、パキスタン軍に拘束されていた。
家族は「10年間ずっと待っていた」と喜びを隠せない。
アブドゥッラー大臣によれば、これまで600~700件の陳情書を受け取り、うち125件は処理が完了し、本人の帰国を待つのみであるという。
当初から問題解決に慎重な姿勢を示していたインド陸軍側も、今回の一連の交渉を支持している。