インド国内では国民皆教育(Sarva Sikshiya Abhiyan)政策のもと、校舎の建設が進んでいるが、青空教室はまだまだ多く残っているのが現状だ。
しかしチェンナイ近郊の町コラパッカム(Kolapakkam)にある公立高校は、校舎がないながらも、日本で中学卒業程度に相当する第10学年に行われる一斉進級判定試験で、ほぼ100%の合格を遂げた。
6月15日付ナブバーラト紙が報じた。
この学校では600名の生徒が学んでおり、政府から校舎建設資金の供与が認可されたが、「適切な土地がない」という理由で受け取りを見送っている。
「教室も実験室も何もなく、子供たちは大変な不便を強いられている」同校の校長は、4年前から政府による校舎建設資金拠出の話がありながら、なかなか土地の確保をしようとしないパンチャヤット(村落共同体)など地域行政の管理のまずさを批判しつつ、「過酷な環境の中、子供たちはよくがんばっている」と称えた。
パンチャヤット側は「校舎用地に想定されている土地は湿地である。良い土地が見つかればすぐにでも建設に着手する」などと言い訳をしている。
参考までに、マハーラシュトラ州における第10学年一斉試験の合格率は60~65%程度であるという。