デリー政府は昨年11月より、域内で営業するオートリクシャーに指定したガイドラインの順守を義務づけてきたが、従わなかったオートリクシャー1万台あまりが22日から事実上の営業停止に追い込まれることになっている。
11月15日付TNN通信が報じた。
具体的にはデリーを走るオートリクシャーには、スマートカードの取得申請を義務づけているが、現時点で10491台が未申請となっている。
スマートカードの申請により、デリー政府がオートリクシャーの営業状況を電子記録として追跡できるようにすることを目的にしている
デリーでは55000台ほどのオートリクシャーが営業しているとされている。
オートリクシャー労働組合からの要求を受けて、今年6月にデリー政府はサービス向上の約束と引き換えに運賃の35%値上げを認めた。
このスマートカードの取得申請には、6カ月以内のGPS設置も義務づけており、これが守られていないオートリクシャーは直ちに認可が取り消されることになる。
当局によればしかし、GPS設置に積極的に乗り出しているオートリクシャー運転手はわずかだと懸念している。