タミル・ナードゥ州マドゥライは、絵心豊かで色鮮やかなポスターが道行く人を楽しませてくれることで有名な街だ。
しかし先週実施された同州議会議員選挙の前には、こうしたポスターの一斉撤去が命じられ、突如むき出しの壁が並ぶ街角では、(目印となるポスターがなくなり)道に迷う人が続出したほどだ。
4月18日付TNN通信の報道によれば、今週に入ってから徐々に、どこからともなく新しいポスターが貼られ始めており、中でも最も目立つのは、何と言ってもタミル映画永遠のスーパースター、ラジニカーント(Rajnikant)のものだ。
その心は「いっそラジニカーントが議員に立候補してくれたら喜んで投票するのに」という有権者の願いだという。
17日に登場した、およそ6メートルのラジニカーントの巨大ポスターには、「米ホワイトハウス(のファン)すら惹きつけるあなたが、なぜ政界を制することをためらうのか」といったメッセージつきで街の各所に貼り付けられた。
あるファンは「ラジニカーントが政治家になってくれれば、俺たちは全力で支持するぜ」と話している。
当のラジニカーント氏は、政界への進出の意思は全くないということを、メディアを通じ繰り返し表明している。
またタミル・ナードゥ州の選挙管理委員会は、ポスターの貼り付け禁止は引き続き、効力を持つとして取締りを実施している。