カピル・シーバル(Kapil Sibal)電気通信相は17日、首都デリーで開催されたワールドITフォーラム(World IT Forum 2012)で、世界最安のタブレット端末「アアカーシュ(Aakash)」のアップグレード版を来月にも発表することを目標にしていると明らかにした。
4月18日付PTI通信が報じた。
アアカーシュは端末製造会社データウィンド(Datawind)とその下請け会社(Quad Electronics)との間で知的財産権の所在や契約条件不履行の疑いなどで争いの渦中にあるが、「技術を凍結してから国内で製造に入る。より動作を高速化し、改善した次期版の端末を来月にも発表するため、広く国外からも製造業者を招きたい」シーバル大臣は世界中の端末製造業者が集まるフォーラムの場でこう呼びかけた。
新しい端末はバッテリー駆動時間を3時間長くし、動作を高速化するために「700 MHz Cortex A8」というプロセッサーを搭載する予定となっている。
タッチスクリーンの精度も向上したいとシーバル大臣は説明している。