デリーで世界中からの観光客を集める遺跡や記念碑が、太陽光を利用した照明によりライトアップされることになった。
過去3年に渡り、環境に配慮した太陽光エネルギーの利用促進に積極的な取り組みを投じてきたデリー政府は、その実用化の第一歩として、観光拠点の大部分において太陽光によって発電する照明を導入することに決めた。
照明をはじめとする太陽光発電(SPV)システムが導入されるのは、いずれもユネスコにより世界遺産に登録されている13世紀に建立されたイスラム建築クトゥブ・ミーナール(Qutub Minar)、17世紀の建造物ラール・キラー(Red Fort)、16世紀に建立されたフマユン廟(Humayun's Tomb)をはじめとする、当初6カ所が予定されている。
さらにジャマー・マスジッド(Jama Masjid)、オールド・フォート(Old Fort)、ロータス・テンプル(Lotus Temple)などにも順次設置が計画されている。
デリーでは2009年に初の試みとして中世に建設された天文台シャンタル・マンタル(Jantar Mantar)やサフダルジャング廟(Safdarjung's Tomb)にSPVが設置された。
うちシャンタル・マンタルに総工費250万ルピーをかけ設置されたSPVは9キロワットの発電能力があり、日中の太陽光で夜間4時間ほどに渡って照明を点灯する能力がある。
現在、他の遺跡へのSPVの設置について、遺跡を管理するインド考古学調査機関(Archaeological Survey of India)からの回答待ちであるという。