このディワリが平年より少しでも静かなものだったとしたら、それはムンバイに拠点を置くNGO団体「アンダーシュラーダ・ニルムラン・サミティ(Andhashradha Nirmulan Samiti)」の努力の甲斐かもしれない。
同団体は今年、10万人以上の学生たちに呼び掛け、ディワリ祭りの定番である爆竹を鳴らしたり、また購入を控えるよう約束を取り付ける誓約書に署名をしてもらった。
10月15日付ナブバーラト紙が報じた。
「ノー爆竹ディワリ(Cracker-free Diwali)キャンペーン」と題し、2カ月ほど前からムンバイ、プネ、ナシクを中心としたマハーラシュトラ州内500校を回り、爆竹の弊害を説いた。
「空気を汚染し、動物やお年寄りに恐怖を与え、時に重大な事故を引き起こす。さらに爆竹の製造には児童労働者が駆り出される例が多く、メリットがない」同団体を率いるナレンドラ・ダボルカル氏は説明した。