緊急事態発生時のSOSシグナルを、20キロ以内に位置する最寄り駅や鉄道事務所に瞬時に送信し、救急要請や事故車両の移動を速やかに行う――インド鉄道は16日、モバイル列車ラジオ通信(Mobile Train Radio Communication:MTRC)システムの一環として、携帯電話を利用した「パニックボタン」を、特に利用者の多いシャタブディ(Shatabdi)、ラージダーニ(Rajdhani)、タージ・エクスプレス(Taj Express)で導入したと発表した。
17日付ナブバーラト紙が報じた。
今後は徐々に全ての列車に導入していく。
システムはノキア・シーメンス・ネットワークにより開発された。
携帯電話のGSM端末を介して通信を行うため、事故発生現場を位置情報ですぐに特定でき、従来のトランシーバを利用した通信よりも通信効率は格段に高い。
インド鉄道では、海外からの旅行者を含む一日の利用者数が12,000人のアグラー駅を中心に同システムの導入を決めたと述べ、さらに11月から操業が始まる2箇所のNational Freight Corridorなど、利用率の高い路線から順次導入していくと説明している。