西ベンガル州の新州首相に就任したママタ・バネルジー(Mamata Banerjee)氏の就任式に、史上初めて、いわゆる売春婦らが招かれることになった。
5月19日付ナブバーラト紙が報じた。
招待されたうちのひとり、43歳のシーマさんは、他の多くの人と同様、貧困から止むを得ない境遇で売春の世界に身を投じた。
わずかばかりの収入で5人家族を養っていた日雇い労働者の父親が胃潰瘍に倒れると、母親は家事手伝いで終日身を粉にして働き、それでも3人の子供たちには何日間も食べるものがないということが度々あった。
「家族を助けたい、それだけを思って、コルカタ最大の売春街であるソナガチ(Sonagachi)へ出てきた。バネルジー氏はそうした我々それぞれの背負う悲哀を理解し、受け入れてくれたものと考えている」シーマさんは話し、「公式の場に出るのは何せ人生初なので」と照れながら、式典の当日に着るサリー選びに悩む。
売春婦ら専属の弁護士協会である「Durbar Mahila Samawaya Committee」では、今回の招待が、州内の貧困解決に向けた人々の関心を呼び覚ますきっかけになるものと期待している。