インドの研究グループが、ヨガで実践する呼吸法、ストレッチ法、リラックス法や瞑想法が、心臓の健康維持に役立つことを検証した。
8月18日付ナブバーラト紙が報じた。
ウッタラカンド州にあるインド工科大学ローキー校(IIT-Roorkee)の研究者チームによれば、ヨガを実践している人の方が実践していない人よりも、心臓の健康状態を表す心拍変動指数が高い数値を示していることが分かった。
今回の調査研究を実施したのは、電子工学部(Electrical Engineering Department)所属の研究者、ラメーシュ・スンカリア(Ramesh Kumar Sunkaria)氏、ヴィノード・クマール(Vinod Kumar)氏、スレーシュ・サクセナ(Suresh Chandra Saxena)氏の3名で、ヨガの実践が健康にどのような影響を及ぼすのかを詳細に観察した。
研究チームは18歳から48歳までの84名の健康な男性を被験者について、ヨガを規則正しく実践することで副交感神経の制御が強化され、丈夫な心臓の要となる自立性調節機能が向上することを確認した。
具体的には被験者を、ヨガを実践するグループ、実践しないグループの2つに分け、心臓の健康状態と心拍周期の働きを計ることができる心電計の「HRVスペクトル」を分析し、割り出された数値を元に結論を出している。