国内でも最大手クラスの企業が、ボリウッドを有望な投資先とみなして莫大な資金を投じ始めている。
最近の例では、自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラが、最新ヒンディ映画に投資した。
2002年にボリウッドが産業のひとつとして認定され、一般の投資に開放されて以来、年間1,000本を超える映画を生み出すボリウッドの華やかな舞台には今、これまでになく熱い視線が集まっている。
長年、プロデューサーを悩ませてきた資金不足が大幅に解消され、新しいテクノロジーやテクニックを駆使した洗練された作品が、惜しみないキャンペーン活動とともに次々と航海されている。
国内ではマルチプレックスが至るところに建設され、豊かになったミドルクラスが、週末にもなればここぞとばかりに訪れ大盛況だ。
またボリウッド映画はインドだけでなく、パキスタンや中東諸国のほか、多数のインド人が居住するアメリカやイギリスでも広く受け入れられている。
それだけではない。
ハリウッドからソニー・ピクチャー・エンターテインメントやワーナーブラザーズなども、ヒンディ映画の合作に乗り出しているのだ。
ハリウッド映画1本の製作費が7,000万ドルを下らないのに対し、ボリウッド映画の製作費は400万ドル以下で済む場合が多いことが、その誘因だ。
ボリウッドを始めアニメやゲームなどのエンターテインメント産業が、これからのインドを引っ張る日も、そう遠くないかもしれない。