ヨガ、ソフトウェア技術者の次に、インドから先進国へと「輸出」されそうな項目、それは見合い結婚かもしれない。
特にアメリカでは、この何もかもが不安定な時代、せめて一生のパートナーとなる配偶者選びには失敗したくないと考える都会の男女が増えているようだ。
ミシガン州で理学療法士として働く33歳のエレイン・マッケイブさんもそのひとりで、「多忙な生活をやりくりして出会いを求めるのは一苦労。そこで父に『花婿候補』になりそうな男性を見つけたら、自宅に招待するようにお願いしているんです」と語る。「アジア系の友人たちが、お見合いで幸せな結婚生活を送っているのを見て、影響を受けたんです」
ロンドンでインド系コミュニティを中心に結婚紹介サービスを経営する在外インド人のセツさんは、見合い結婚による離婚率はこれまで、決して7%を上回らなかったと説明する。「(見合い結婚をした)自分自身の体験を踏まえても、成功する確率が高いですね」
ニューヨークでも流行に敏感な人は、インド人ビジネスマンらの「幸福の条件」に大注目している。
「高等教育を受け、豊かで洗練され、さらに円満な家庭さえも手に入れた彼らは安定しており、ますますビジネスの世界で大成してゆくでしょう。情熱的な恋が冷めた時、全ての「めっき」が剥がれ落ちてゆく恋愛結婚の問題点を始めから承知し、社会的にも経済的にも共通した背景を持つ者同士が結ばれることが最も良いと考える彼らの現実的な結婚観が、見直されています」大手広告代理店に勤務するマリアン・サルズマンさんは指摘する。