ムンバイのチャトラパティ・シヴァージ国際空港(Chhatrapati Shivaji International Airport)に、30階建てのビルと同じぐらいの高さにあたる、インド最高の84メートルの航空管制塔が、まもなく完成する。
この管制塔の完成により、広大な滑走路や地上作業エリアの、完全な視界確保と効率的な運営が実現する。
高さ60メートルの現在の管制塔はこれに伴い、近年の拡張工事により、航空機の安全な離着陸に支障となるとして、解体・撤去される。
総工費10億ルピーの、新しい航空管制塔は、当初7月の予定が遅れ、今年12月からの運用開始が見込まれている。
ムンバイ国際空港では現在、1時間の平均離着陸数は38回となっているが、新しい航空管制塔の運用後は、これを46回まで向上できるものと期待している。