埃っぽい街中で、うだつの上がらない仕事をしている小間使いの人々を、人々は振り向きもするに値しない存在と決め付けているかもしれない。
しかし中には、偉大な志を持った人が、まさに人生を変える瞬間を目にすることだってあるのだ。
1月20日付けナブバーラト紙が、ムンバイ市内の鉄道駅で日夜、小間使いとして働いて29年になる50歳の男性の不屈の挑戦について紹介した。
実は男性は過去44回に渡りクラス10(高校入学レベル)一斉試験を受験し続け、2003年遂に合格を手にしたのだった。
「俺を見てくれ。最初に受験したのは1977年、合格したのは2003年だよ」カレカルさんは同紙の取材に胸を張って答える。
とびきりのプラス思考の持ち主で、現在は事務員として「昇格」するべく日々勤しんでいる。
マハーラシュトラ州内だけで過去3ヶ月間に100人以上の学生が、進路を左右するこの試験の結果が悪いという理由で悲観し自殺するという痛ましい数字が出ており、マハーラシュトラ警察では15名の特別チームを編成、自殺を未然に防ぐためのあらゆる対策を講じようとしている。
男性の存在は、ムンバイカー(ムンバイっ子)にとって偉大だ。