
ATMを守りながら熱心に勉学に励む未来の高級官僚
2月20日付ナブバーラト紙が、マハーラシュトラ州プネに住む23歳の若者が、インドにおける高級官僚の最高峰とも言えるインド行政職(IAS:Indian Administrative Service)の試験を目指し、仕事をしながら奮闘している様子を報じた。
同州ナシク出身のラジェシュ・ヤダウ(Rajesh Shravan Yadav)さんの夢はIAS試験に合格することだったが、家庭の事情から、大学卒業後の勉学を続けられないでいた。
ある日、友人のつてでIAS入試予備校のあるプネにやってくるが、授業料が年間5万ルピーから8万ルピーもかかることから到底手の届く範囲ではなく、夢を諦めかけていた。
そんなある日、ヤダウさんはとある銀行のATM警備員を見て、「ああいう仕事なら働きながら独学できるかもしれない」と、直接警備員派遣会社と掛け合い、仕事を獲得した。
しかし日当が3750ルピーと少なかったため、雇用者に相談して1日2シフト入れてもらい、しかも特別に、警備業務と顧客の要望を優先することを条件に、業務中の勉学も認めてもらった。
現在、ヤダウさんは2013年度の連邦公務員試験(Union Public Service Commission:UPSC)合格を目指し、朝7時から夜11時までATMの警備をしながら勉学に励みつつ、故郷の家族に送金もしているという。