マハーラシュトラ州コラプール県のつましい農家出身の13歳の少年が、ドイツで開催されるサッカーのユース・カップに、インド代表として出場することが決まった。
3月20日付ナブバーラト紙が報じた。
ルシャーブ・デレ(Rushabh Dhere)さんはミュンヘンで開催されるエフツェー・バイアーン・ミュンヘン・ユース・カップ(FC Bayern Munich Youth Cup)にミッドフィールダーとして出場する。
海外に赴くことすら普通では考えられない、つましい5人家族の農家で生まれ育ったルシャーブさんは、7歳の時からサッカーに夢中になり、同県のサッカーの名門高校のコーチ、クリダ・プラボディニ(Krida Prabodhini)氏にその才能を見出されて直接師事を受けた。
そしてプラボディニ氏の推薦で、弱冠8歳でプロのサッカー・チームであるプネFCで訓練を受けるために同州プネに赴き、以来全国レベルの試合を多数こなしている。
「この機会を今後のために最大限に活かし、またインドの若い世代にサッカーをますます広めたい」ルシャーブさんは決意を新たに語る。