州立病院での専門医不足が深刻なハルヤナ州では、一定年数の勤務を条件に、新卒の医師の卵に特別手当を支給、また大学院への進学も助成すると発表した。
4月20日付TNN通信が報じた。
ハルヤナ州ナレンダー・シン(Rao Narender Singh)保険大臣が同日、報道陣に伝えた。
州立病院では内科、外科、産婦人科、小児科、整形外科、麻酔科などを中心に200名ほどの専門医が不足している。
今年に入ってから、州保健省では46名の新卒医師に対し、都市部で3年間、農村部で2年間の州立病院での勤務と引き換えに、2年間の大学院進学を助成するとする認定証を正式に交付した。
ただし大学院進学の助成を受けるには、大学卒業後少なくとも3年間、州立病院で勤務することが条件となる。
また、この措置の適用年齢の上限は40歳までとしている。
州内には医科大学が3校しかないのに対し、州立病院は600施設ある。