コルカタなどベンガル州を中心に毎年盛大に祝われる年中行事で、破壊と死の女神カーリーを祭るドゥルガー・プージャは、ヒンドゥ暦によれば今年は9月末となっており、既に街のあちらこちらで女神のご神体が制作され始めている。
しかし今年は、どうやら神ですら不況の影響を免れることができないようだ。
8月19日付ナブバーラト紙が報じた。
女神像の制作に関わる職人らによれば、コルカタ市内には各自治体ごとに主催者がおり、地域での祭の予算を管理しているが、今年は全般的に財布の紐が固く、背が低めのドゥルガー女神にすることで、およそ数千ルピーほどの費用を浮かせようというところが多いという。
通常、ドゥルガー女神は3~4メートルほど、大きいもので5メートルほどの高さのものが制作されてきたが、今年はどこも2メートルから2.7メートルほどの高さに留まっている。
材料費も高騰しており、同じ高さの女神像を制作しても、5,000ルピーから8,000ルピーほどの費用の差が発生してしまう。
祭にはプージャというヒンドゥ教の祈祷儀式に数十万単位でお金がかかるため、「神像はできるだけ費用を抑えたい」という主催者側の意向により、「背の低い」女神像への需要が強まっているようだ。
ある主催者は、「女神像は小ぶりにしたけど、せめてものなぐさみに飾りつけは派手にやりますよ」と弁解している。