断食月であるラマダン明けを20日に控え、アーンドラ・プラデーシュ州ハイダラバードの旧市街にあたる地域では、24時間体制でイード(ラマダン明けを祝う祭り)に備える買い物客への対応に追われている。
肉や小麦粉、ギー(精製バター)をふんだんに用いるラマダンのごちそう、ハリームの香りがあふれるチャールミナール周辺のバザールでは、通り沿いのショップやホテルはもちろん24時間体制で営業、さらに路上にまでリヤカーがあふれ、買い物客への呼び声がひっきりなしに響き、活況を呈している。
人々は新しい服や布地、靴から、宝石、ハイダラバード特産の輝くばかりの真珠、腕輪、アッタルと呼ばれる天然素材の香油、食器類に至るまで、豊富に積まれた品物に目移りさせながら買い物を楽しんでいる。
チャールミナール周辺は毎年、ラマダン明け前の10日間は当局により店舗の24時間営業が特別に許可されるため、特に涼しくなる夕方からが混雑の本番を迎える。
物価の上昇はイードの買い物に影響していないようだ。