17日、フィジーのバイニマラマ(Commodore Voreqe Bainimarama)首相に迎えられ、同国内における農村を中心とした過疎地への太陽光発電による電力の普及に取り組むべく、ラジャスターン州ベアフット大学(Barefoot College)を卒業してすぐに派遣されてきた女性技師たちがフィジー入りした。
「あなた方はフィジー人にとってのインスピレーションであり、フィジー初の女性太陽光技士として、わが国の歴史に足跡を刻む存在となるだろう」バイニマラマ首相はインド人新米女性技士たちを称えた。
フィジーには英領時代に農場労働者として派遣されたインド人の子孫などを中心に、インド系住民が多いことで知られている。
特にベアフット大学はフィジーとの深い繋がりがあることで知られており、今後さらに2件のプロジェクトについて覚書の調印が予定されている。
具体的には「農村で栽培・採集できる安価な原料を利用した生理用ナプキンの製造」、および「子供の教育用玩具の製造」などへの支援のほか、同国での女性活用のための「女性リソースセンター」設立を中心に、インド女性技師らの活躍が期待されている。