往年のボリウッドスター、アミターブ・バッチャン(Amitabh Bachchan)氏(69)が20日、オーストラリアはブリスベンのクイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)より名誉博士号を授与された。
10月20日付ナブバーラト紙が報じた。
娯楽産業における貢献を評価された4度目の博士号取得となる。
「身に余る栄誉で大変光栄に思う」バッチャン氏。
「これまでインド映画に対し献身し、国際社会での認知を目指して尽力してきたが、オーストラリアとインドにおける映画関係者との架け橋になれたことを誇りに思うと同時に、そうした場に携われた幸運に感謝している。今後2カ国の関係がさらに緊密に強化されることを願う」と述べた。
2年前にも同大学から名誉博士号授与の申し出があったが、当時オーストラリアで頻発していたインド人学生に対する人種差別攻撃に抗議して辞退している。
これまでバッチャン氏は英国ド・モンフォール大学(De Montfort University)、UP州ジャーンシー大学(Jhansi University)およびデリー大学から名誉博士号を授与された。
ピーター・ヴァルゲース(Peter Varghese)駐印オーストラリア高等弁務官も「人文科学分野で権威ある大学だ。オーストラリアにおいてボリウッド映画の認知度は急上昇しているが、ことにバッチャン氏の影響は大きい」と祝意を述べた。