ムンバイでは、路面を叩くモンスーンの激しい雨や、気象庁が出す注意報や警報よりも、ヒンドゥ教徒にとっての「大安吉日」にあたる「ムフラット(Muhurat)」が優勢のようだ。
7月21日付ナブバーラト紙が報じた。
通常はモンスーン期にあたるヒンドゥ暦シュラワン(Shrawan)月は、結婚シーズンとはみなされていない。
しかし今年は、特に7月23日、25日、26日の3日間がとびきり縁起が良いとされており、満潮とのタイミングが重なり天候が悪化すれば洪水になるかもしれないという発表にも関わらず、結婚式場はどこも予約でいっぱいになっている。
ムンバイでウェディング・プランナーをしているギリシュ・タパール氏によれば、「洪水はおろか、悪天候はムンバイっ子にとって、一生に一度の結婚式をジミ婚にする理由には全くならないでしょ。どんなに土砂降りでも、バンドはどんちゃん音楽をかきならし、馬車は出すし、結婚式の参列者はパラパラ踊りまくる。いつも通りですよ」と説明する。
「何もかも予定通りに行かないインドです。誰が天気予報や警報なんか信じるもんですか」
強いて言えば昨年11月にムンバイで発生した連続無差別テロを連想させる26日だけは忌避傾向にある。
25歳のニーシャさんもその一人で、当初26日を予定していたが、8月中旬に日程を変更した。
「多額のお金を華やかに使う機会ですもの。後悔はしたくないじゃない」