グジャラート州のダイアモンド商人が、1,000名を超える従業員に、世にも太っ腹なディワリの「ボーナス」を支給したとして、大きな話題になっている。
ディワリとはインド最大の年中行事で、ヒンドゥ教徒の新年、特に会計年度のはじまりともされ、長い休暇を取り、また家族や友人同士で贈り物をし合う習慣があり、企業からも従業員に特別ボーナスを支給することがある。
この実に気前の良い商人はシヴジバーイ・ドーラキヤ(Savjibhai Dholakiya)さん(55)で、スーラトを拠点にダイアモンドの研磨加工・輸出業を展開している。
事業は極めて好調で、「それもこれも、職人たちの勤労と忠誠心のおかげだ」として、自家用車やマンションを含めた、大盤振る舞いのボーナスを贈った。
対象となった従業員は、「出血大ボーナス」の内容を複数の選択肢から選べたといい、500名あまりは乗用車を、200名あまりは宝石を、300名あまりは新しいマンション購入のための手付金を選択した。
これらのボーナスは今月19日、スタジアムを貸し切っての「授与式」で贈られた。
同社では、勤続年数の従業員や、会社に貢献している従業員を、25の指標で評価し、ここで認められた社員をねぎらうための「ボーナス予算」50億ルピーを計上した。
宝石を贈られた、勤続2年の従業員は、「この2年間、本当に働きがいのある、すばらしい経験をさせてもらえただけでなく、こうした貴重なボーナスまでもらえて、言葉にできない気持ちだ」と感想をもらした。
ディワリの際は通常、お菓子やナッツ類、家電製品、現金などが一般的に贈り物として会社から支給されることがある。