
photo from Mid Day
オートリクシャー稼業の極めて貧しい家庭で育った24歳の女性が、国家資格である公認会計士(Chartered Accountancy)の試験にトップで合格し、巷の話題をさらっている。
プレマ・ジャヤクマール(Prema Jayakumar)さんは、超難関であることで知られ、最大5回までの受験が許されている公認会計士試験に一発で合格したばかりか、成績も800点満点中607点と、全国トップという異例の快挙を遂げた。
「わずか28平米の狭小で粗末な自宅を全く言い訳にせず、懸命に勉学に取り組んできた成果だ」周囲の人は心から祝福する。
父親の収入は平均1万5000ルピーだったが、「母も働いて家計を助けていたし、奨学金をもらうことができたので、両親に大きな負担をかけずに学校に通うことができた」プレマさん。
しかもこの一家、プレマさんの2歳年下の弟ダーンラジ(Dhanraj)さんも同時に公認会計士に一発合格しているというから驚きだ。
ダーンラジさんによる合格の秘訣は、「姉と一緒に朝7時半から夜12時まで勉学に励み、夜はきちんと睡眠を取るようにしたことが、結果として成功につながったと思っている」と話している。